学ぶ・知る・B型肝炎




B型肝炎ウイルスは輸血で感染



従来より、わが国では全国の日赤血液センターにおいてB型肝炎ウイルス(HBV)感染予防のためのスクリーニング検査(HBs抗原検査、HBc抗体検査)が徹底され、血液製剤の安全性が確保されています。
さらに、平成11年(1999年)10月からは、核酸増幅検査(Nucleic acid Amplification Test:NAT)によるB型肝炎ウイルス遺伝子(HBV DNA)の検出が全面的に導入され、血液製剤の安全性は一段と向上しています。
これらの努力にもかかわらず、わが国では輸血によるB型肝炎ウイルスの感染は、ごくまれ(年間10数例)ではあるものの、残念ながらまだ発生し続けている現状にあります。
現在では、血漿分画製剤(アルブミン、ガンマグロブリン、血液凝固因子製剤など)については、NATによるHBV DNAの検出を含めたスクリーニング検査に加えて、原料血漿の6か月間貯留保管による安全対策や、製造工程におけるウイルスの除去、不活化の措置が行われていることなどから、B型肝炎ウイルス感染の心配はないといっても差し支えはないでしょう。
しかし、どのような検査によっても、B型肝炎ウイルス感染のごく初期の人の血液中に存在するごく微量のウイルスは検出できない場合があることをよく認識して、検査目的での献血は絶対に「しない」「させない」ということを周知徹底することが大切です。



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